1980年代末には1缶100円が普通であった缶飲料界において、UCCが1缶150円という高級缶コーヒーに採用していたが、バブルの崩壊で一旦消えた。しかし、その後の缶コーヒーの流行、他社との容器の差別化に伴い復活を果たした。内容量もその当時のスタンダードであった250gから190gに代わったことに沿い、190g樽缶も発表された。
今回は収蔵品の中から台湾メーカーも含めた飲料メーカー各社の樽缶を紹介する。
●UCC上島珈琲
樽缶といえばやはりUCC。最近ではスターバックスコーヒーに代表される「シアトル風コーヒー」のカップに似せた「カップ缶」を使用した缶コーヒーも発売した。
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1)ザ・コーヒー ブルーマウンテンブレンド/ユーシーシー上島珈琲/49889116/250g/1991年
2)ザ・コーヒー 炭焼珈琲/ユーシーシー上島珈琲/49889123/250g/1989年
3)炭焼珈琲/ユーシーシー上島珈琲/49889123/250g/1991年
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4)ブルーマウンテンブレンド/ユーシーシー上島珈琲/49889116/250g/1995年/沖縄限定
5)ブルーマウンテンブレンド/ユーシーシー上島珈琲/49889116/250g/1996年/沖縄限定
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6)ブルーマウンテンブレンド/ユーシーシー上島珈琲/4901201208294/250g/1996年
7)ブルーマウンテンブレンド/ユーシーシー上島珈琲/4901201208461/190g/1998年
8)ブルーマウンテンブレンド/ユーシーシー上島珈琲/4901201208577/190g/2000年
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9)モカ・ラテ/ユーシーシー上島珈琲/4901201208690/200g/2001年
10)ラテチーノ/ユーシーシー上島珈琲/4901201208706/200g/2001年
●ダイドードリンコ
発売以来30年間基本的デザインを変えないダイドーブレンドコーヒー同様、コーヒーにはこだわりの強いメーカーゆえ、樽缶も何種類か販売されている。
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11)キリマンジャロ100%/ダイドードリンコ/4904910021895/250g/1995年
12)キリマンジャロ100%/ダイドードリンコ/4904910031290/250g/1999年
13)炭焼アイスコーヒー/ダイドードリンコ/4904910031306/250g/2000年
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14)無糖珈琲 樽/ダイドードリンコ/4904910031634/190g/1996年
15)サンタクルス・ブレンド/ダイドードリンコ/4904910031641/190g/1996年
16)プレステージD/ダイドードリンコ/4904910031092/190g/1999年
●その他
宝酒造の「豆入り珈琲」は缶の中に抽出用の豆が入った珍品。
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17)バーディ コクゆたか ミルクリッチ/ペプシコ・インク/4902570331705/190g/1997年
18)豆入り珈琲/宝酒造/4904670494304/240g/1999年
●台湾飲料メーカー
奇抜なデザインや製品の多い台湾でも樽缶コーヒーが販売されている。この他にも面白い形の缶が何種類かある。中国語では「珈琲」は王へんではなく、口へんだが、日本のパソコンでは表示できないので日本式表示としている。
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19)歐香 法式珈琲(オーシャン・フレンチカフェ)/黒松/4710154033958/250g/1997年
20)曼仕徳 拿鐵珈琲(ライフマスター・ラテコーヒー)/統一企業/4710088421470/250g/1998年
21)曼仕徳 哥倫比亞珈琲(ライフマスター・コロンビアコーヒー)/統一企業/4710088421463/250g/1999年