トアルコトラジャコーヒー
トアルコトラジャはインドネシア産の高級コーヒー豆である。第二次世界大戦前のトラジャコーヒーは希少性と上品な風味がごく一部の人々に珍重されていた。第二次世界大戦での農園荒廃によりトラジャコーヒーは絶滅したと思われていたが、1973年にキーコーヒーが現状確認のためインドネシアに向かったところ、細々と育てられていたことが判明した。キーコーヒーは地元農民の生活向上、地域社会の経済発展に寄与し、さらにはトラジャコーヒーをインドネシアの貴重な農産物資源として国際舞台によみがえらせることが重要であるとして、現地法人を設立し、1978年3月に日本国内でのコーヒー豆発売にたどりつくことができた。
希少豆ゆえ、缶コーヒーにおいて多くの商品に使用されることは無いが、かつてダイドーとJTよりトアルコトラジャの缶コーヒーが発売されたことがある。ルーツでのトアルコトラジャ採用は、ルーツブランドがJT、キーコーヒーと発売直前に不祥事で離脱した雪印の3社共通ブランドであったことも理由に挙げられる。今回は当アーカイブに収蔵されているトアルコトラジャコーヒーをお目にかける。
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1) トアルコトラジャ100%/ダイドードリンコ/190g/4904910021826/1995年
2) ルーツ エクスプローラー トラジャブレンド/ジェイティ飲料/185g/4902210535999/2010年
3) ルーツ エクスプローラー トラジャブレンド/ジェイティ飲料/185g/4902210558899/2013年
4) ルーツ エクスプローラー トラジャブレンド/ジェイティ飲料/185g/4902210573991/2014年