コカ・コーラ「茶流彩彩」と「清流茶房」
コカ・コーラ「茶流彩彩」は1993年に日本茶・中国茶・紅茶の共通ブランドであった「シンバ」シリーズ(紅茶は『SIMBA』、日本茶、中国茶は『神葉』)より日本茶・中国茶を分離して誕生したブランド名である。紅茶向けブランドとしては、「紅茶花伝」が同時に誕生している。
当初発売は神葉と同じく、烏龍茶、煎茶、麦茶の3品目が発売されたが、この他にも個性ある製品が販売されているのが大きな特徴である。
しかし、「茶流彩彩」は烏龍茶をメインとした宣伝であったため、日本茶のブランド名としてはそぐわない面があったためか、日本茶(煎茶、麦茶)については、翌1994年に「清流茶房」ブランドに移行した。
- ●烏龍茶
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1993年発売当初は「鉄観音入り」と缶に記載されていたが、1995年のリニューアルにおいて「福建省産茶葉使用」となり、使用茶葉がレベルダウンした模様。飲食店での業務用として、1994年には250mlワンウエイ瓶が一部のボトラーで販売された。
- 1)茶流彩彩 烏龍茶/日本コカ・コーラ/4902102013338/340g/1993年
- 2)茶流彩彩 烏龍茶/日本コカ・コーラ/4902102013338/340g/1995年
- 3)茶流彩彩 烏龍茶スリムショットボトル/日本コカ・コーラ/4902102014038/250ml/1994年
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- ●煎茶・緑茶
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「神葉」において、煎茶は後発(1992年発売)であったが、茶流彩彩においては、当初からラインナップに入っている。1994年からは「清流茶房」となる。清流茶房のテレビCMには高嶋政宏が出演した。
「日本のお茶」は日本の緑茶数種類ををブレンドしたもの。発売時はその特徴あるパッケージで話題になった。
- 4)茶流彩彩 煎茶/日本コカ・コーラ/4902102013420/340g/1993年
- 5)清流茶房 煎茶/日本コカ・コーラ/4902102016940/340g/1994年
- 6)清流茶房 日本のお茶/日本コカ・コーラ/4902102019644/340g/1996年
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- ●玉露
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南九州コカ・コーラ限定で茶流彩彩ブランドの玉露が発売された(当アーカイブでは未収蔵)が、清流茶房になって、他ボトラーでも販売されるようになった。しかし、原料茶葉の関係上、生産量が限定されるため、一部のボトラーでは販売していない。
- 7)清流茶房 玉露/日本コカ・コーラ/4902102016971/190g/1994年
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- ●麦茶
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麦茶は烏龍茶、煎茶から若干遅れて発売された。これについても煎茶と同様、1994年からは「清流茶房」に移行した。
- 8)茶流彩彩 麦茶/日本コカ・コーラ/4902102013383/340g/1993年
- 9)清流茶房 麦茶/日本コカ・コーラ/4902102016964/340g/1994年
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- ●爽健美茶
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アサヒビール「お茶どうぞ十六茶」の大ヒットに乗じ、二匹目のドジョウを狙って発売された。コカ・コーラのキャッチフレーズである「爽(さわやか)〜 『Refresh』のコカ・コーラ社公式日本語訳〜」を商品名の先頭に持って来ているところがミソ。
テレビCMには「爽健美人」として、こずえ(初代)、本上まなみ(二代目)を起用、注目される。
- 10)茶流彩彩 爽健美茶/日本コカ・コーラ/4902102014922/340g/1994年
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- ●杜仲茶
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こちらも日立造船バイオ事業部が販売した杜仲茶のヒットに乗じ発売された。
- 11)茶流彩彩 杜仲茶/日本コカ・コーラ/4902102016353/190g/1994年
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- ●ジャスミン茶、プーアル茶
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ジャスミン茶については1993年版コカ・コーラボトラーズ共通商品パンフレットに掲載はされていたが、当時は販売されず、翌1994年に中京コカ・コーラにおいて販売された。プーアル茶についても1994年夏に中京コカ・コーラで販売されたが、こちらについては名古屋市大須のみの販売であったことから、テスト販売品と思われる。
- 12)茶流彩彩 ジャスミン茶/日本コカ・コーラ/4902102013703/340g/1994年
- 13)茶流彩彩 プーアル茶/日本コカ・コーラ/4902102015479/340g/1994年
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- ●マテ茶
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南米で愛飲されているマテ茶について、南九州コカ・コーラで缶飲料化研究を行い、その成果として発売されたものである。現在のところ、南九州コカ・コーラ限定販売となっている。
- 14)茶流彩彩 マテ茶/日本コカ・コーラ/4902102016339/340g/1994年
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- ●ゴーヤー茶
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沖縄特産のゴーヤー(ニガウリ)を原料とした茶。製造は沖縄県経済連であり、当製品の製造は、スーパー等で販売できない規格外のゴーヤーの消費拡大を計ることも目的となっている。当然ながら沖縄コカ限定販売であるが、食べると苦いはずのゴーヤーがお茶だと苦くないため、地元民にとっては拍子抜けするようで、あまり好まれていないという噂もある。
- 15)茶流彩彩 ゴーヤー茶/日本コカ・コーラ/4902102017213/335g/1994年
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