ドクターペッパー
ドクターペッパーの発売は1885年である。その起源にはとてもロマンチックな逸話が残されている。
1871年にアメリカ・ヴァージニア州のある町で・ウエード・モリソンという若者がチャールス・ペッパーという医師が経営するドラッグストアに勤めていた。モリソンはペッパーの娘と恋に落ちたが、ペッパー医師は、若すぎる二人の仲を認めようとはしなかった。
失恋したモリソンはヴァージニアを離れ、テキサス州のウエイコに移った。彼はドラッグストアを開き、店員のチャールス・アルダートンと共に新しい飲み物を考案した。その飲み物はウエイコ中で評判になるほどヒットしたが、モリソンはペッパー医師の娘を忘れることはできなかった。それを知った常連客はモリソンの作った飲み物をからかい半分に「ドクターペッパー(ペッパー医師)」と呼んでいた。
いつしかウエイコにおけるドクターペッパーの名声はヴァージニアのペッパー医師の元へも届き、モリソンはペッパー医師の娘と結婚することを許されたのであった。モリソンはソーダ瓶の中に縁結びの天使を見いだしたのであった。
日本においては1973年(昭和48年)に東京コカ・コーラボトリングが販売を開始した。現在は東京、富士、三国、利根、沖縄の5コカ・コーラボトラーのフランチャイズエリアにおいて販売されているが、販売者は各ボトラーの子会社になっている場合もある。
1995年(平成7年)からは「ペッピー」という名前のキャラクターを使用し、積極的な宣伝活動を行っている。
- ●缶
- "Be a Pepper"というのは1982年当時のキャッチフレーズ。フタには「ドクターペッパーを飲んだ人は『ペッパーズ』と申します」と書いてある。1989年より甘味料にパルスイートを使用したライト版が発売された。1995年から「ペッピー」が缶に描かれているが、1996年には「この味は20種類以上のフルーツフレーバーにある」の一文が追加された。
- 1)ドクターペッパー/東京コカ・コーラ/-/250ml/1982年
- 2)ドクターペッパー/ドクターペッパージャパンカンパニー/4902007000136/354ml/1988年
- 3)ドクターペッパー/富士ビバレッジ/4902007000136/350ml/1992年
- 4)ドクターペッパー/三国フーズ/4902007000136/350ml/1995年
- 5)ドクターペッパー/琉仁カスタマーサービス/4902007000136/350ml/1996年
- 6)ドクターペッパー/利根ソフトドリンク/4902007000501/500ml/1996年
- 7)ドクターペッパーライト/ドクターペッパージャパンカンパニー/4902007000143/350ml/1991年
- 8)ドクターペッパーライト/利根ソフトドリンク/4902007000143/500ml/1993年
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- ●瓶
- 250mlワンウエイボトルは1994年から利根コカ・コーラ、沖縄コカ・コーラエリアで
販売されている。
- 9)ドクターペッパー/東京カナダドライ/-/300ml/1991年
- 10)ドクターペッパー/利根ソフトドリンク/-/200ml/1996年
- 11)ドクターペッパー/ドクターペッパージャパンカンパニー/4902007000204/250ml/1994年
- 12)ドクターペッパー/ドクターペッパージャパンカンパニー/4902007000204/250ml/1995年
- 13)ドクターペッパー/ドクターペッパージャパンカンパニー/4902007000204/250ml/1995年
- 14)ドクターペッパー/ドクターペッパージャパンカンパニー/4902007000204/250ml/1995年
- 15)ドクターペッパー/ドクターペッパージャパンカンパニー/4902007000204/250ml/1995年
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- ●コレクターズアイテム
- 「楽倍」は台湾のドクターペッパー。1989年から数年間販売された。"mr PiBB"はコ
カ・コーラブランドのペッパータイプの飲料。日本においても1973年頃販売された。
- 16)楽倍/黒松有限公司/4710154021122/350ml/1990年
- 17)ミスター・ピブ/コカ・コーラカンパニー/04934802/355ml/1994年
- 18)ドクターペッパー/ドクターペッパージャパンカンパニー/4902007000136/350ml/1994年/テレフォンストリートゲーム缶
- 19)ドクターペッパー/ドクターペッパーカンパニー/05492935/354ml/1992年/フォードエクスプローラープレゼント缶
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