野球と缶ジュース
 日本の国民的プロスポーツというと相撲か野球かサッカーですね。朝日放送「探偵!ナイトスクープ」でチェリオの作っていたちゃんこ鍋風スープ「どすこい」(名前がチェリオらしい)を探すという回があったり、Jリーグはサントリーが冠大会を開催していたりしましたが、今回は野球に関係する缶ジュースを集めてみました。

●読売ジャイアンツ

 不思議なことにジャイアンツの選手が登場する清涼飲料のコマーシャルはオロナミンC以外あまり見かけない。ジャイアンツの選手のキャラクターの付いた飲料は滅多に無いが、松井(というかゴジラ)の付いた製品はなぜか多い。これは松井選手の地元のお茶屋が販売したもの。

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1)北陸そだち/宝生庵株式会社総家小松園/4962239001158/340g/1997年

●阪神タイガース

 今年初めの野村フィーバーに便乗して発売された製品で、阪神百貨店、阪神甲子園球場などで限定販売。

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2)おーいお茶/伊藤園/4901085089378/340g/1999年

●西武ライオンズ

 プリンスホテル内のコンビニで販売していたUCCコーヒーオリジナルのライオンズ缶。一昨年だったかUCCスーパー2のテレビCMに西武の松井稼頭央が出演していたのは、この缶コーヒーが縁だったのだろうか。松井は彼女(すらっと茶のCMに出ていた菊池美緒)までUCCで調達したというのに、サントリーのデカビタに寝返ってしまった。

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3)UCCオリジナルコーヒー/UCC上島珈琲/4901201208133/190g/1995年

●ヤクルトスワローズ

 これは確か1993年のスワローズ優勝時に記念として販売された缶。製造日が9月になっていたが、この時にはすでに優勝することが決定的だったのだろうか?

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4)果実ごこち オレンジ/ヤクルト本社/4903080123033/190g/1993年

●横浜ベイスターズ

 レモンウォーターとスポーツ麦茶、リフレッシュウォーターはまだ下位を低迷したいた頃に販売されていたもの。スポーツ麦茶は天塩ミネラルが入っているから「スポーツ」の名が付く。横濱館お茶は、ベイスターズの優勝記念で販売された便乗商品。
 マルハというと思い出すのが「肝油」である。まだベイスターズが「大洋ホエールズ」だった頃、肝油の缶はオレンジに緑色のホエールズカラーであった。ベイスターズの優勝記念に肝油もホッシー君パッケージとかが出れば良かったのに。(きっと今の子供は肝油なんて食べないのでしょうね)

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5)横浜ベイスターズレモンウォーターC1000/マルハ/4901901030805/340g/1993年
6)横浜ベイスターズスポーツ麦茶/カネボウフーズ/4901551630158/340g/1994年
7)横浜ベイスターズリフレッシュウォーター/カネボウフーズ/4901551630721/340g/1996年

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8)横濱館お茶/富士ビバレッジ/4907652135660/340g/1998年

●野茂英雄(ロサンゼルス・ドジャース)

 野茂がドジャースに移籍して販売された、こちらもいわば野茂人気に便乗した商品。缶コーヒーの販売と野茂との接点が宣伝戦略において明確になっていなかったらしく、野茂効果は劇的に効かず、すぐ姿を消した。後期版は、ピッチングフォームの分解写真になっている。

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9)ジャイブ アメリカンブルー/キリンビバレッジ/4909411257217/190g/1996年
10)ジャイブ アメリカンブルー/キリンビバレッジ/4909411257217/190g/1996年
11)ジャイブ アメリカンブルー/キリンビバレッジ/4909411257217/190g/1996年
12)ジャイブ アメリカンブルー/キリンビバレッジ/4909411257217/190g/1996年

 なぜ野茂がキリンのCMに出演したか。もしかするとこれが理由かもしれない。

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13)ノモノモ オレンジ/キリンビバレッジ/4909411211516/350ml/1993年
14)ノモノモ 青りんご/キリンビバレッジ/4909411213916/350ml/1993年

●イチロー(オリックス・ブルーウエーブ)

 野茂と並ぶプロ野球界のヒーローと言えば忘れてはならないのが、オリックスのイチロー。1996年より三ツ矢サイダーのテレビCMに出演しているが、「さわやかなイメージ」「子ども向けのキャラ」だけで三ツ矢のCMに出演したのではないと考える。(ハウス食品のCMに出演しているのは、『バーモントカレー』と『とんがりコーン』だから、こちらは明らかにお子ちゃま向け。三倉姉妹が可愛いので許す)

 ご存じの通り、1995年の1月に阪神・淡路大震災があり、オリックスはユニフォームの袖に「がんばろうKOBE」の文字を縫い付け、その年のパシフィックリーグ優勝チームとなった。三ツ矢サイダーは発祥の地が兵庫県川西市であり、同じ兵庫県というつながりで震災復興応援のため、CMに出演したのであろう。パッケージのイラストにも、ちゃんと「がんばろうKOBE」の文字が見えている。同様の例が同じアサヒ飲料の紅茶飲料「ティオ」の鈴木杏樹(神戸出身)にも言えると思う。

 パッケージ的には、1996年にイラスト缶で販売されたが、不評だったらしく、翌年から写真製版に代わった。1996年、1997年はビジターとホームのユニフォームの両方があるのが特徴。きっと、オリックスの本業(リース業)の宣伝のためにビジター用も作られたのであろう。

※1996年

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15)三ツ矢サイダー/アサヒビール/4901004264510/350ml/1996年
16)三ツ矢サイダー/アサヒビール/4901004264510/350ml/1996年
17)三ツ矢サイダー/アサヒビール/4901004264510/350ml/1996年
18)三ツ矢サイダー/アサヒビール/4901004265210/160ml/1996年

※1997年(ホーム用ユニフォーム)

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19)三ツ矢サイダー/アサヒ飲料/4514603006216/250ml/1997年
20)三ツ矢サイダー/アサヒ飲料/4514603004717/350ml/1997年
21)三ツ矢サイダー/アサヒ飲料/4514603004816/500ml/1997年

※1997年(ビジター用ユニフォーム)

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22)三ツ矢サイダー/アサヒ飲料/4514603006216/250ml/1997年
23)三ツ矢サイダー/アサヒ飲料/4514603004717/350ml/1997年
24)三ツ矢サイダー/アサヒ飲料/4514603004816/500ml/1997年

※1998年

 1998年版は350ml缶と250ml缶のみ。500ml缶は発売されなかった。

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25)三ツ矢サイダー/アサヒ飲料/4901004214416/350ml/1998年
26)三ツ矢サイダー/アサヒ飲料/4901004207913/250ml/1998年


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