飲用される地域はアメリカ、東南アジアが主であり、日本においては独特の香味ゆえ、沖縄を除いてはほとんど飲用されていない。沖縄で飲用されるようになったのは、第二次世界大戦後のアメリカによる沖縄占領以後である。浦添市牧港の国道58号線沿いにA&W(通は『エンダー』と呼ぶ)のドライブスルーレストランがあるのは当時の名残であり、現在の観光名所である。(ジョッキでルートビアが飲める)
日本国内では輸入食料品店やソニープラザのような雑貨店で購入できるので、どうしても味わってみたいという方は、入手することが可能である。今回は、日本で入手できるルートビアおよび外国土産でいただいたルートビアに関して、当アーカイブに収蔵されているものを紹介する。
●アメリカのルートビア
ルートビア御三家というと、ダッズとマグとA&W。バークスはこれらのルートビアに対抗するためコカ・コーラが販売したルートビアである。マグは以前原宿で瓶入りが飲めたそうである。
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1)ダッズ オールドファッションド ルートビア/ダッズ/072410093101/355ml
2)ダイエット ダッズ オールドファッションドルートビア/ダッズ/072410098106/355ml
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3)マグ オールドファッションドルートビア/マグ/070827011534/354ml
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ルートベアはA&Wのマスコット。ハンバーガーテイクアウト用の袋にもイラストが描かれている。沖縄のA&Wハンバーガーで購入できるA&Wグッズで、ポロシャツ、サンバイザーなどもある。手軽な沖縄土産に最適。
4)A&W ルートビア/A&W/07020254/355ml
5)A&W ルートビア/A&W/07020254/355ml
6)A&W ルートベア/A&W/-/85g
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7)バークス オールドタイムルートビア/コカ・コーラ/049000023855/355ml
●東南アジアのルートビア
これらは沖縄、台湾、マレーシアで販売されていたルートビア。ここから考えると、ルートビア独特の香味(飲むサロンパスと言われるが)が高温多湿の気候に合っているのではないかと思う。沖縄だけでなく本土においても梅雨時から夏にかけては飲めばスカっとするのではないか。
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芬達 沙士(ファンタ サルサパリア)は台湾で売っていたファンタの1フレーバー。グァムでは「ファンタ ルートビア」というものが販売されていたらしい。
8)Hires ルートビア/沖縄バヤリース/04171344/354ml/1993年
9)黒松沙士/黒松/4710154020262/350ml/1993年
10)芬達 沙士/台湾可口可樂股分有限公司/4710018008108/355ml/1990年
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11)オリジナルサーシ/F&N Coca-Cola(Malaysia)/9556570105023/325ml