アサヒ飲料の「ウィルキンソン・ジンジャーエール×トニック」は アダルトな雰囲気を持つ炭酸飲料。ところで、ウィルキンソンって あまり聞いたことが無いブランド名だけど、どういうブランド?
昨年秋にアサヒ飲料より「ウィルキ ンソン・ジンジャーエール×トニック」 が発売された。アサヒの炭酸飲料とい うと三ツ矢サイダーがメジャーであり、 ウィルキンソンとは何?と思われた人 も多いだろう。 実はこのウィルキンソン、外国ブラ ンドのように思えるが、実はれっきと した国産ブランドである。明治13年に クリフォード・ウィルキンソンという イギリス人が兵庫県西宮市で世界でも トップレベルの炭酸鉱泉を発見し、炭 酸水(ウヰルキンソンタンサン)の製 造販売を行ったのが始まりなのだ。 歴史的には日本の清涼飲料の中でも 最長寿に属するブランドであるが、主 にバー等の業務用として使用されたた め、家庭に入りこむことは皆無だった。 しかし、ここのジンジャーエールは独 特の風味があり、愛好者が少なくない。 今回、同ブランドのジンジャーエー ルとトニックウォーターをミックスし た炭酸飲料が発売になったが、ジンジ ャーエールの辛さ、トニックウォータ ーの酸味が合わさった、今までに無い 味覚である。甘さも控えめで、缶にも 「ドライ系炭酸飲料」とある通り、甘 さを期待する炭酸飲料ではない。 かつてのコーラがそうだったように、 これを欲しがる子供に、「大人でない と飲めない」ときっぱり言える、最近 では見かけない硬派な炭酸飲料だ。●試飲コメント
水色は一般的なジンジャーエールよりやや薄い。 香りはジンジャーエールよりもトニックウォータ ーの香りを強く感じる。
●五段階評価
甘さ 2 香り 4 苦み 3 オトナ度 5 炭酸度 3