サッポロビール飲料の「北海道牧場いちご」は北海道ミルクと女
峰いちごを使ったいちごミルク。いちご飲料の過去を振り返り、現
在のいちご飲料との違いを考察する。

　あっという間に季節は春。今年は暖
冬だったとは言え、春は待ち遠しい。
　さて、ここ数年春になるとスーパー
やコンビニで大量に出現するのが、い
ちご味の飲料やお菓子。食べきれない
ほどの種類が発売される。いちご味の
食品は、ほとんどの商品がいちご果汁
を使っている。でも、昔からそういう
わけではない。
　昔、まだ私が小さかった頃、いちご
果汁を使った飲料は皆無だった。いち
ご味の飲料というと粉末のストロベリ
ーソーダ。ペプシのミリンダにもスト
ロベリー味があった。どちらも香料は
人工香料。色はいちご色だが、いちご
の味とは程遠い味だった。でも、今の
ように果汁飲料にバリエーションが無
かったたので、喜んで飲んだものだ。
調べてみると、いちご果汁の入った飲
料が出現したのは90年代の初め、バブ
ルのはじけた頃であった。
　さて、今回の「北海道牧場いちご」
はもちろん果汁を使っている。それも
使用いちごは女峰種のみ。北海道産の
牛乳15％と合わせ、いちごミルクの味
わいを出している。５００ミリペット
ボトル入りで量が多いが、味付けはさ
っぱりとしているので、ストレス無く
飲むことができるだろう。
　外も温かくなり、散歩したくなる人
も多いはず。散歩のお供に持って行き、
喉の渇きを癒してほしい。

　見た目は小児用のシロップのよう。いちごミル
クなので、練乳かけイチゴのようなこってりとし
た味に思えるが、さっぱりして飲みやすい。

●五段階評価

甘さ　３
香り　４
いちご感　２
ミルク感　２
北海道度　５

戻る