Dr.久須美のドリンク研究所 第22回

 
ただのヨーグルトではありません
第三世代のヨーグルトドリンク。


 明治乳業の「プロビオヨーグルトLG21ドリンクタイプ」は、同社
「プロビオヨーグルト」のドリンクヨーグルト版。ヨーグルトの進
化をたどりながら、現在のヨーグルトの傾向を考察する。

 今回は明治乳業の「プロビオヨーグ
ルトLG21ドリンクタイプ」。ミニペ
ットボトル入りのドリンクヨーグルト
である。
 ヨーグルトというと、私が子供の頃
は毎朝宅配されるものであった。今は
プラスチックや紙のカップに入ってい
るが、その当時はガラスの平べったい
瓶に入っていた。寒天が入っていたの
で、食感が固めになっているという話
を聞いたことがある。
 そのヨーグルトのイメージを崩した
のが同じく明治乳業の「ブルガリアヨ
ーグルト」だろうか。今までのヨーグ
ルトとの大きな違いは、酸味が強く、
甘くないことだ。そのため砂糖がおま
けに付いているのだ。ブルガリアヨー
グルトのヒットにより、他社からも同
様のヨーグルトが販売された。
 そして、ここ数年は乳酸菌の研究が
進み、プロバイオティクス(体に好影
響を与える生菌や生菌を含む食品)と
しての乳酸菌食品が販売されている。
つまり、瓶入り→無糖→プロバイオテ
ィクスと、ヨーグルトは第三世代に入
ったわけだ。
 さて、今回の明治プロビオだが、小
容量のボトルに入っているのは、時々
大量に飲むよりも、少しでいいから、
毎日続けて飲んで欲しいというメーカ
ーの希望があるのだろう。その方が健
康にも好影響を与えるはずだ。
●試飲コメント

 ドリンクヨーグルトとしては粘度が少なく、さ
らっとしている。味も薄めであるが、後味がスー
っと消えるので飲みやすい。

●五段階評価

粘度 2
甘さ 3
後味 3
香り 4
健康度 5


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