アサヒ飲料の「デザートカフェ」シリーズは「甘さ」や「リラッ クス」をコンセプトとし、缶コーヒーとの差別化を図ったコーヒー 飲料。そのシリーズの一つ「バニラカフェ」を紹介する。
数年前からシアトル系コーヒーがブ ームであるが、その流行もひとときの ものではなく、定着したように感じる。 昨年までは街のカフェが舞台であった が、今年からは主戦場がコンビニに移 り、飲料メーカー各社はいろいろな商 品を繰り出している。 これらのコーヒー、甘さや香りを前 面に押し出し、覚醒が主目的である缶 コーヒーとは、同じコーヒー飲料でも 違う路線を走っている。 そして最近発売されたのが、アサヒ の「デザートカフェ」シリーズ。ソイ ラテ(豆乳を使ったラテ)、ミルク& カフェ、バニラカフェの3種類が発売 された。バニラカフェは容器に最近で は珍しいガラスびんを使用している。 ガラス瓶採用の理由は「高級感」。 どんなにプラ容器の製造技術が向上し たと言っても、高級感でガラスに勝る 容器は無い。製造メーカーは山村硝子。 本誌6月1日号当欄で紹介したポスト ウォーター・フラスコボトルと同じ会 社だ。この会社が作ったびんの美しさ にはいつもウットリさせられる。 このバニラカフェ、牛乳分が多いの で、コーヒー飲料ではなく、乳飲料と いうカテゴリに入る。ミルク感、バニ ラの香りと甘さの相乗効果で、リラッ クスタイムにはもってこいのコーヒー だ。疲れているときに飲むと、このコ ーヒーの効能がよくわかることだろう。●試飲コメント
商品のセールスポイント通り、バニラの味と甘 さが強い。コーヒーとしては割合薄めだが、乳飲 料なので舌触りはマイルド。
●五段階評価
甘さ 5 コーヒー感 2 酸味 0 香り 3 重量感 5