Dr.久須美のドリンク研究所 第47回

 
朝だ!仕事だ!缶コーヒーだ!
気付けの一本をショット感覚で。


 「朝の気付けの一本」というコンセプトで企画されたのがアサヒ
飲料の缶コーヒー「ワンダモーニングショット」。清涼飲料水のネ
ーミングにおいて、「時間」はどのように扱われているのだろう?

 今回はアサヒ飲料の「ワンダ・モー
ニングショット」。ネーミングからし
てわかる通り、朝の気付けの一杯をシ
ョット感覚で楽しめる缶コーヒーとし
て企画された。
 ところで、ネーミングに時間の名前
が付く清涼飲料水というと、「午後の
紅茶」がある。「ティータイム」とか
「お茶の時間」と言うほど、お茶と時
間は密接な関係にある。他社製品でも、
「紅茶の時間」とか「紅茶たいむ」な
ど、ネーミングに時間が入った紅茶を
飲んだ人も多いだろう。

 では、缶コーヒーではどうだろうか。
コーヒーというと「夜明けのコーヒー
をいっしょに飲みたい」というクサい
セリフがあるように、コーヒーがよく
飲まれる時間帯は午前中なのだそうだ。
そこで午前中、それも朝の飲用にター
ゲットを絞ったのが今回のワンダ・モ
ーニングショットである。

 
 最近の缶コーヒーは糖分少なめでサ
ラっとした物が多いが、このワンダは、
豊かな風味といやらしくない苦みで朝
の一杯にふさわしい味付けになってい
る。また、ミルクも砂糖も多めで、寝
起きの脳を活性化させる(一時的に血
糖値を上昇させ、脳に栄養分を送り込
む)のにも役立っていると思う。
 本当は朝食を摂るのが一番健康的で
はあるのだが、どうしても食べられな
い場合に飲んでみたい一本である。
●試飲コメント

 コーヒーもミルクも砂糖も普通の缶コーヒーの
倍入っているのではないかと思うほど中身が濃い。
寝起きの脳に急速に栄養を送り込むにはいいかも。

●五段階評価

甘さ 4
苦み 2
香り 3
コーヒー感 3
覚醒度 5


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