サッポロビール飲料の「玉露入りお茶 冬づくり」は、玉露の中 でも旨味成分が凝縮した茎の部分を使った「玉露白折れ」を使用し た緑茶。さて、飲料業界の冬から春はどんな感じなのだろうか?
早や一月も中旬である。このコラム も二年目に突入したが、毎度この時期 には泣かされる。なぜなら、新製品が あまり発売されない時期だからである。 暮れのクリスマスや忘年会に向けて は、子どもや酒を飲めない人向けの商 品が販売される。「シャンメリー」と いうシャンパン風炭酸飲料はご存じの 通りクリスマス向け商品であるし、昨 年の秋に出た「ファンタ・ゴールデン アップル」も年末年始のパーティ需要 を見込んで販売されたものである。 ところが、お正月を過ぎるとパッタ リ新製品が出なくなる。ホット商品は だいたい秋口に揃ってしまうし、春向 け商品を出すにはまだ寒い。よって春 向け商品は二月の中旬にならないと出 て来ない。ということで、どうしても 一月は清涼飲料水の端境期になってし まうのだ。そのため、今回は昨年暮れ に発売されたサッポロの「玉露入りお 茶 冬づくり」を紹介させていただく 次第である。 このお茶の特徴は同社「玉露入りお 茶」同様、無香料・無着色であること だ。また、茶葉には「玉露白折れ」を 使用している。この茶葉は普通の玉露 よりも旨味成分が凝縮されているそう だ。口当たりは軽めだが、しっかりと 玉露の味、甘味、コクを味わうことが できる。風呂上がり、体が温まったと きに飲んでみてはいかがだろう。●試飲コメント
同社「玉露入りお茶」に比べると味が軽めのよ うな気がする。しかしながらコクや甘味はしっか り出ている。玉露入りだけある。
●五段階評価
甘味 4 香り 3 コク 3 渋み 2 緑茶度 5