ビーボは1980年代初めに存在した飲料メーカー(というかベンダー)である。社名はスペイン語で「いきいき」を意味する「Vivo」から来ている。同社の歴史については「ビーボをさがせ」(http://www.umaza.com/vivo/index.htm)に詳しいので、こちらを参照願いたい。
ビーボというと「自販機商法」が思い浮かぶ。これは「儲かるから」と言って自販機を売りつけ、最初は社員がサクラで買うことで売れたように見せかけ、結局自販機のローンだけが残るというものであった。以前某ベンダーに勤務していた知人から聞いた話だが、その会社での上司が当時ビーボでこの商法に加担していたとの事である。
期間的には短期間ではあったが、ビーボでのノウハウがその後の独立系ベンダー(メーカー専属ではなく、各社の飲料をチョイスして自販機で販売するベンダー)の基礎となっているようだ。確かに独立系ベンダーが増えていったのはビーボ以降である。
今回展示の商品は、2000年8月下旬に新潟市内のごみ捨て場に捨ててあった物を偶然発見し、持ち帰ったものである。製造は1981年であり20年程度経過しているが、中身入りかつパッケージもほぼ完璧な状態であった。
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1)ミルク入りコーヒー/ビーボフーズ/-/245g/1981年
2)マイルドコーヒー/ビーボフーズ/-/245g/1981年
3)ミルクセーキ/ビーボフーズ/-/250g/1981年
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4)グレープフルーツ/ビーボフーズ/-/250g/1981年
5)うめネクター/ビーボフーズ/-/250g/1981年
6)つぶつぶオレンジPiPi/ビーボフーズ/-/250g/1981年
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7)おしるこ/ビーボフーズ/-/200g/1981年
新潟県安田町にあったビーボの自販機(1999年2月展示「街歩きで見つけたもの」より
山形県高畠町にあったビーボの自販機(1999年5月撮影)